コラム

黒人差別問題解決への光はブラジルにある

みなさん、こんにちは!
高野です。

今日は、アメリカで起きている黒人差別デモ問題についてです。

日本人としては、

差別はダメ、
そして、破壊略奪行為もダメです。

 

どうして、こんなことが分からないのかなあ、なんて
思いますよね?

 

でも、実際、私も差別に会ったことがあります。

 

ロンドンを旅している時でした。

 

誰かが大きな声で叫んでいる。

 

ふと目を向けると、
車の中から、小学生くらいの子どもが
私に向かって、ニヤニヤしながら叫んでました。

 

「ジャップ、ファックユー」

 

私は言葉を失いました。
子どもの側にいる両親は、何も気にしている様子はありません。

 

こちらも中指立ててやろうと思いましたが、
子どもだったので、自制しました。

今、思えば、立てていたら、

もっと大騒ぎになっていたかもしれません。

黒人の差別はダメだけど、
アジア人の差別は仕方ないと諦めるの?

私が感じている違和感、それは、

 

デモでは黒人のことを主に取り上げてますが
それでは、アジア人向け差別は受け入れるしかないのでしょうか?

 

もっと言うと、中国でのウイグル人やチベット人への差別は
どうなのでしょうか?

 

差別は悪いことだと、主張することは良いことです。

 

でも、だからといって、
代わりに他の人種を差別して良いわけでもありません。

 

SNS誹謗中傷の時と同じように
負のサイクルが回りだします。

 

今の動きは、問題の一面だけに光を当てていて、
根本からの解決になっていません。

 

そもそも、差別の原因はどこにあるのか?

 

私は、アメリカの歴史から察するに
力で国を奪ったことから
目をそらしているのが原因ではないかと考えてます。

力で奪ったものは、
力で奪い返される。

アメリカの問題点は

 

もともと住んでいたネイティブ・アメリカンを
白人たちが暴力で追いやり、
そこに住ませてもらいながら
「俺たちの国だ!」と言い放っているところです。

 

そして、後から連れてきた黒人や、アジア人を
「ここは、お前たちの国ではない!」と言っていることです。

 

その闇の歴史から目をそらしている限り、
負のスパイラルは続いていくことでしょう。

 

なぜなら、今の黒人デモのように
再び力で奪うことを正当化できるからです。

 

それでは、どうしたらいいのか?

 

「おれたちも、悪い点はあったけど、仕方ない部分もある。
だから、一緒に共存する道を探そう」

 

こんな思想につなげるには、何が必要なのでしょうか?

一つの希望はブラジル
黒人、アジア人、白人が公平に暮らす国

私はブラジルに住んでいたことがありますが、
ブラジルは、差別を感じませんでした。

 

黒人、アジア人、白人がバランス良く暮らす国として
一つのロールモデルになりえます。

 

差別がない理由、
それは、ほぼ全員が移民だから、ではないかと思ってます。

 

新しい世界に飛び込んだ時、人は誰も不安ですし、
失敗して、痛みや苦しみを味わったりします。

 

でも、だからこそ、相手の痛みや苦しみを知り、
理解しあい、
相手を自分のこととして、助け合えるようになります。

 

その歴史が、ブラジルを世界にも稀な差別のない国にしました。

ブラジルにあって、アメリカにないもの
それは、痛みを通して相手を理解する姿勢

なぜ神様は痛みを作ったのか?

 

その答えの一つが、相手を理解するためです。

 

差別問題、自分が正しいと主張しているだけでは、
絶対に解決しません。

 

自分が感じている痛みを
相手も感じていると理解したとき、
相手のことを自分のことと思えるようになります。

 

そうすれば、
差別問題にも解決の糸口が見えてきます。

 

アメリカとブラジルの比較から、
差別問題の解決について、私の考えを述べさせていただきました。

 

今日も読んでいただき、
ありがとうございました!

 

良い一日を!

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